ついに発売!終末期ケア上級専門士テキスト!
昨年、第1回目が開催された終末期ケア専門士。
第1回目の受験者数は約2,300人が受験して合格率は65.5%でした。
今年からは終末期ケア上級専門士の試験も開始される予定です。
今回は公式テキストが販売されたので内容や受験内容をご紹介しようと思います。
- 終末期ケア専門士を持っている方
- これから目指す方
- 終末期に興味がある方
将来生がある資格ですので是非目指して見て下さい。
そもそも終末期ケア専門士とは?
そもそも終末期ケア専門士ってなに?と思われるかたもいらっしゃると思います。
復習のため、説明しますね。
詳しくは過去の記事でも紹介してますのでよければ見てみて下さい。
終末期ケア専門士は「臨床ケアのおけるスペシャリスト」という位置づけとなってます。
終末期にある方のケアを臨床で行うスペシャリストですね。
超高齢者社会を迎えようとしている日本においては、必ず必要となる知識です。
看護師を始め、介護職の方や人に関わる全ての方に知っておいて欲しい内容となってます。
今年からは救急救命士の方や音楽療法士、公認心理士、臨床心理士の方も受験可能となっています。
終末期ケアが必要な方を「支える人」になる資格です。
受験するかどうかは別として、一度テキストを読んでみてください!
終末期ケア専門士と上級専門士の違いは?
終末期ケア専門士は臨床のスペシャリストとして終末期にある方を「支える人」でした。
終末期ケア上級専門士(以下、上級専門士)は「育む人」となります。
臨床経験を積んだ方が次の世代を育てる役目も担うようになるわけですね。
そのため公式テキストでは次の内容になっています。
- 病院における終末期ケア
- 在宅における終末期ケア
- 日常生活を支えるケア
- AYA世代がん患者のケア
- 小児ホスピス
- 救急・集中治療部での終末期ケア
- 周産期における看取りケア
- 死生学
- 喪失学
- 哲学
- 教育学
- 臨床心理学
- 行動経済学
- 法学
- 脳科学
- 経営学
- デザイン学
第1章では終末期ケアの内容を深め、さらに第2章ではいろんな学問から終末期を見ていく構成になっています。
臨床での経験を踏まえて脳科学や死生学、喪失学を学ぶことでさらに深める事ができそうですね。
終末期について自分の中で昇華できる資格になることは間違いなしです。
また上級専門士の重要な仕事の一つに「組織を育む」ということも入っています。
教育学や行動経済学を学ぶのは組織と人を育てる人になるためでもあります。
チーム運営で必要なマネジメント能力を養うことができるのもメリットの一つです。
終末期ケア上級専門士はどうしたらなれるの?
上級専門士を目指したい方は終末期ケア専門士から取得する必要があります。
日本終末期ケア協会(JTCA)はステップアップ方式をとっているため、このような図でステップアップしていきます。

上級専門士を取得することでさらに上を目指せるので是非取得したいですね。
今現在、発表されている上級専門士の試験内容については
- 第一回試験は2022年実施予定
- 試験内容はCBT試験(PCによる試験)と合わせてレポートの提出
- 受験資格は終末期ケア専門士に準ずる資格者で終末期ケア専門士取得後、1年を経過している者
としか発表がありません。
発表があり次第、すぐに更新します!
ついに発売!終末期ケア上級専門士テキスト!:まとめ
終末期ケア上級専門士(以下、上級専門士)は「育む人」となる資格です。
人だけでなく、組織も育む人材としてマネージメント力も問われる内容となっています。
公式テキストは2021年6月25日に発売されて、内容か下記の様になっています。
- 病院における終末期ケア
- 在宅における終末期ケア
- 日常生活を支えるケア
- AYA世代がん患者のケア
- 小児ホスピス
- 救急・集中治療部での終末期ケア
- 周産期における看取りケア
- 死生学
- 喪失学
- 哲学
- 教育学
- 臨床心理学
- 行動経済学
- 法学
- 脳科学
- 経営学
- デザイン学
となっています。
内容を見るとわかるように、チーム運営に必要な教育学や行動経済学、さらに理解をふかめるために脳科学や死生学が入ってます。
上級専門士の受験については
- 第一回試験は2022年実施予定
- 試験内容はCBT試験(PCによる試験)と合わせてレポートの提出
- 受験資格は終末期ケア専門士に準ずる資格者で終末期ケア専門士取得後、1年を経過している者
となっています。
上級専門士まで取得出来れば、十分な知識を理解できていることになります。
組織の中で終末期ケアを引っ張っていける人材になることは間違いありませんね。
- 受験するまでは気が進まない方
- 終末期に興味がある方
このような方も公式テキストだけでも見てみてください!