【看護学生必見】実習前にやっておいてよかったことを紹介します!
実習って病棟に出てるときより記録が辛いらしい…
記録のせいで寝れない日が続くらしい…
こんな噂を先輩からきいたら実習に行くこと自体が不安になりますよね。
今回は私が実際にしていた実習前にしておくとよいことや失敗した経験から絶対にしないほうがいいことを紹介していきます。
最後まで見ていただければ、記録や実習時間中に困ることなく実習を乗り越えることができます。
実習は確かにつらいですが、その分得るものも多くあります。
しっかり準備して実りのある実習にしていきましょう。
実習前にやっておいてよかったこと
それではやっておくと実習期間が辛くならない方法を紹介していきます!
睡眠時間の確保
これ、一番大事。
なにより大切だと思っています。
少なくとも6時間は眠りたいですところです。
記録が書けなかったり内容が多すぎて時間が足りない方もいるでしょう。
しかし実際に記録を書いている時間を見たらそこまでかかっていないことに気が付きます。
記録を書くために教科書で調べたり、眠たくて効率が下がっていると時間も余計にかかってしまいます。
「目をつむったらすぐに寝れるな」と思ったら、寝てしまいましょう。
おすすめの仮眠は「布団で寝ない」です。
床で寝るということではありません。
布団に入るとそのまま熟睡してしまう可能性があるので、布団以外で仮眠をします。
時間は15分にしましょう。
これ以上長くなると深くなりすぎて逆に辛いです。
15分経ったら眠たくても身体を起こしてください。
実習で疲れて眠たくなるのは当然です。
10年看護師として働いていても帰宅後には眠たくなるのですから。
ではどうすれば睡眠時間を確保できるのか次項から細かく見ていきましょう。
実習科の教科書にライン引き
実習に入る前に実習の概要を確認しますよね。
その段階で教科書に書いてある目的や根拠の部分にラインや印をつけておきます。
先ほども少し話しましたが調べる時間が無駄なんです。
また校内実習でも根拠や目的を実習記録のに残しているはずです。
校内実習の記録を参考に臨地実習の記録へ落としていきましょう。
また疾患について調べるときには、教科書ではなく関連図がまとめてある書籍を一冊準備するのも手です。

関連図の書籍には「症状別」と「疾患別」がありますが、私は「症状別」が好きでした。
担当患者さんにぴったりな疾患が載っていることは少ないので・・・
ちなみにですが、看護過程の書籍をそのまま写して看護計画を立てる方がいますが・・・
実習担当者さんには丸写しがすぐにわかりますからね♪
看護学生さんは完璧にしなくていいんです!
教えてもらいながら、個別性がある計画を立てていきましょう。
教科書は長々と文字で説明が書いてありますので、どうしても読んで理解するまでに時間がかかります。
関連図で解説してある書籍があれば、アセスメントを記入するときに自分の言葉でまとめたり、関連図を作成するときにも便利です。
実習期間中のスケジューリング
実習期間中のスケジュールを立てておくことを強くおすすめします。
なぜかというと、行き当たりばったりになってしまうと予定の修正が難しくなってきます。
初めの睡眠時間を確保するにも通じますが、予定を立てておくことで何をしなければならないか明確になり、効率が良くなります。
自分の予定をしっかりと立てておき、それを修正する習慣をつけるとスムーズに目標設定や関連図作成、実習の振り返りなどが進んでいきます。
日々の目標をテンプレ状態にしておく
日々の実習で頭を悩ませるものが目標設定ではないでしょうか。
何を目標にすればいいんだろう・・・と考えている時間がもったいないです。
いっそのこと、テンプレを準備しておけば解消します。
1日目には必ず情報収集が入りますよね。
患者さんのことを何も知らないうちから援助はできません。
2日目には足らない情報補充してまとめることが必要になってきます。
3日目以降は患者さんの治療内容やリハビリ、検査など自分が見てみたいと思うことを目標に設定しましょう。
また行うべき援助の検討がつけば、援助にちなんだ目標でもいいですね。
最終日には総括できるような目標にしておけば、実習の達成具合を評価できます。
長い実習先では10日前後お世話になります。
目標のストックはあればあるだけいいので、スケジュールを立てるときに考えておきましょう。
メモ帳に観察項目を書いておく
実習に出るといちいち自己学習をしたノートを確認しにステーションまで戻ることはできません。
ここで役に立つのがメモ帳です。
メモ帳に観察項目は何をみるべきなのか、基準値はいくらなのかなどをまとめておくと報告の時や記録を書くときに便利です。
メモ帳の準備はあらかじめ、患者情報が手に入ったときに準備しておきましょう。
できそうな援助をピックアップ
看護学生にできる援助はそこまで多くありません。
医療行為は確実にできないでしょう。
できる援助は基礎看護技術になってきますので、その中から何が必要なのかピックアップしてまとめておきます。
なぜこの援助が必要なのかなど、アセスメントのときに記載しなければならないため、根拠や目的をしっかりと把握しておきましょうね。
援助の手順は必要物品など病院によって違ってくるので、まずは援助の根拠と目的だけでも構いません。
これだけはしてはいけない!
ではこれだけはしないほうがいいということについても触れておきましょう。
睡眠時間を削って記録
効率と体調をとてつもなく悪くします。
睡眠時間は必ず確保してくださいと重々説明してきました。
睡眠時間を削ってまで記録はしないと決めましょう。
効率よく記録を書けば、日付をまたぐ前には終わります。
眠気がきたら必ず仮眠をする習慣をつけてください。
そのほうが時間を有効に使えますし、疲労感も全然違います。
友人からの誘いを断る
これが意外と思うかも知れませんね。
友達から遊びのお誘いが来た場合、そこそこには行きましょう。
気分転換をすることで集中力が戻ることもありますし、新たな発見があるかもしれません。
毎日のように遊ぶことはできなくても、金曜や土曜の夜などは思い切って遊んでしまいましょう。
大切な時間は有限です。
緊張と緩和のバランスが心身には必要です。
教科書丸写し
根拠や目的を教科書から丸写ししてしまう学生さんをよく見ます。
丸写しだけはやめましょう。
指導者は一年通して何人もの学生を見ます。
丸写しは見ればわかるうえに効率がものすごく悪いです。
調べるときには関連図や雑誌を参考にすると簡潔にわかりやすく記載してあります。
【看護学生必見】実習前にやっておいてよかったことを紹介します!;まとめ
看護学生の大きな壁である臨地実習。
楽にとは言わないけれども、できる限り無理なく健康なままクリアしたいですよね。
そのために必要なことは
- 睡眠をきちんと確保する
- 教科書や参考書のライン引き
- 実習期間中のスケジューリング
- 目標のテンプレ化
- メモ帳に観察項目などのカンペを準備
が大切になってきます。
これをしておくだけでもかなり体も心も楽に実習に臨むことができますよ。
特に睡眠不足は集中力の低下や体調を悪化させる原因です。
しっかり6時間は確保できるようにしたいですよね。
反対にしてはいけないことは
- 睡眠時間を削って記録する
- リフレッシュの機会を断る
- 教科書を丸写しして提出する
ということだけば絶対にしないように!
睡眠をしっかりとり週末にはパーっと楽しめば、また実習に前向きになれるでしょう。
臨地実習は本当に国家試験のためにもなりますし、看護師になった後でも役に立つ経験になります。
苦痛かも知れませんが、今のうちに学べることはしっかり学んでおきましょう!