終末期ケア専門士って将来性はどう?今後の発展を根拠付きで予想!
終末期ケア専門士って新しい資格だけど、今後、需要があるの?
がんばって資格を取っても役にたつの?
終末期ケア専門士を目指そう可と思っているけど、自己満足の資格だと思っていませんか?
実は終末期ケア専門士は将来性がある資格なんです。
今回は終末期ケア専門士が将来にどのように繋がっていくか、そもそもどんな資格なのかから紹介していきます。
最後まで一読いただければ、終末期ケア専門士の将来性がわかり、キャリアの選択肢が増えますよ♪
では見ていきましょう。
終末期ケア専門士って?
終末期ケア専門士は「臨床での終末期ケアに関するプロ」です。
高齢で寿命を迎えて終末期にある方。
がんの末期で終末期にある方。
心臓疾患で終末期にある方。
いろんな終末期の形がありますが、ほとんどの人が迎える段階が終末期です。
介護職員や看護職員だけでなく、理学療法士や作業療法士などのセラピスト、ケアマネジャーが専門職として終末期を理解していく必要があります。
終末期について体系的に学び、実践に活かすことができる資格が終末期ケア専門士になります。
受験資格も誰でも取得できるわけではなく、経験年数が2年(資格によっては3年)以上の終末期ケアに関わる業務についていた方が対象です。
資格要件などはこちらの記事に詳しく書いてありますので見てみてください。
2021年試験の段階で第二回と始まったばかりの資格ですが、これから確実に必要となってくる資格です。
持っていて損はない資格ですね。
終末期ケア専門士でのキャリアアップ
終末期ケア専門士は終末期ケアのプロと紹介しました。
しかし専門職の中でもまだ経験が浅い職員や終末期ケアを経験したことがない方もいます。
そして終末期ケアに関わる方は専門職だけではありません。
患者さんのご家族や親族、その地域の方々、ボランティアスタッフなど様々な人が関わってきます。
終末期ケア専門士は
- 経験が浅い専門職員
- 家族や地域の方々
へ終末期ケアについて広めていく必要があります。
現場での実践だけでなく、「指導力」「伝達力」などが必要になってきます。
指導力などを培うために、
- 終末期ケア上級専門士
- アドバンスインストラクター
という上級資格が存在します。
上級専門士やアドバンスインストラクターがどのような役割があるのかを見ていきましょう。
終末期ケア上級専門士
終末期ケア上級専門士(以降、上級専門士)は「育む人」という役割を持っています。
経験が浅い専門職のリーダー的役割になり、また終末期ケア専門士への知識・技術の向上に努めます。
終末期ケア専門士を取得後、1年経過すれば受験することが可能です。
カリキュラムには人を育む力を養うために、
- 教育
- リーダーシップ
- 対人コミュニケーション
- 問題解決能力
- 分析力
- ストレスマネジメント
など
の項目があり、主にチームマネジメントに力を入れたものになっています。
詳しくはこちらをご参照ください。
終末期ケアに関わるチームメンバーは、さまざまな価値観や人間性を持った人の集まりです。
一人一人が高い能力を持っていても、方向性がバラバラだったりすると力は発揮できません。
チームの中核的な存在として、感性の豊かさや倫理的視点を持っているモデルを目指すことが求められます。
JTCAアドバンスインストラクター
終末期ケア専門士は「現場のプロ」、上級専門士はチームを「育む人」と解説してきました。
最後のステップがこのアドバンスインストラクターです。
アドバンスインストラクターは終末期ケアを「伝える人」という役割を担います。
今後の日本は多死社会を迎え、病院や施設だけでは終末期ケアをまかなえません。
そこでアドバンスインストラクターが病院や施設、地域などで勉強会や研修の企画、運営を行うことも考えられています。
また日本終末期ケア協会に寄せられた、研修依頼などに参加することもできます。
そして協会からアドバンスインストラクターへ仕事の依頼が来るようになります。
自施設を超えて、活動できて仕事にも直結することができる資格になっています。
2022年に第一回目の上級専門士の試験が実施される予定になってますので、まだアドバンスインストラクターの試験は実施されていません。
試験が実施されるようになり活動が活発してくれば、収入アップにつながるため今後の試験動向に注目です。
今後はどのような活動をしていくようになる?
今後は多死社会を迎えるのは必然です。
正式に発表されているわけではありませんが、資格を取得していればキャリアアップや収入につなげられる資格ということには間違いありません。
終末期ケア専門士を増やして現場でのケアを充実させていく。
上級専門士やアドバンスインストラクターを持つ方がリーダーとなり、施設内や地域での終末期ケアを推進していく。
そして患者さんが自宅で安心して終末期ケアを受けることができる。
専門職や地域が家族と協力して、負担がなく後悔しない終末期を支えることができる。
ということが理想だと思います。
今は終末期ケア専門士の数が増えることが最優先です。
現場での終末期ケアを充実させて最善なケアを提供し、利用者や家族の満足度をあげることが大切です。
そこからリーダーとなる上級専門士やアドバンスインストラクターが誕生するはずです。
上級専門士を筆頭に施設内でチームでの力を底上げしなければなりません。
施設内での研修の企画や運営を行い、チームを育む活動が必要です。
そしてアドバンスインストラクターが地域への研修などを投資て、地域の底上げをすることができます。
アドバンスインストラクターまで行けば、そこで収益が発生しますので自身のモチベーションアップにもつながるでしょう。
終末期ケア専門士って将来性はどう?今後の発展を根拠付きで予想!;まとめ
結論からいうと終末期ケア専門士の将来性はあります。
これからの日本は多死社会を迎えるのは必然ですので、いいケアを提供しようと思えば終末期ケアの知識は必須です。
まだ始まったばかりの資格ですが、今後は上級専門士やアドバンスインストラクターへとステップアップできます。
詳しい資格の紹介はこちらの記事をご覧ください。
自身のキャリアを考えて、自施設に貢献もできますし収益をあげることも可能になってきます。
上級専門士まで取得できれば、チームマネジメントにも役立つ知識が養えます。
アドバンスインストラクターまでもなれば研修の企画・運営や施設や地域への研修依頼を受けることも可能です。
また病院や施設、在宅サービスなどでも終末期ケアは必ず行うことがあります。
多様な知識を有している職員を欲しがっている施設はたくさんあります。
もしも、
- 終末期ケアをしてみたい!
- 終末期のケアに興味がある!
というかたは、おすすめサイトを載せておきますので、登録して情報収集をしてみてください。
登録は無料ですので、いつ解約しても大丈夫です!
- [affi id=21]
- [affi id=44]
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意外にいい待遇であったり、本当にやりたいことが見つかるかもしれません!
転職のプロが相談に乗ってくれますので、転職するかどうはそのあとでも大丈夫ですよ♪
終末期ケアはこれからどんどん必要になってきます。
現役で働いている方が退任するまでは需要が必ずあります。
ぜひ終末期ケアの世界をのぞいてみてください♪