介護施設で働く看護師さんへ!介護さんとの関係がうまくいかない方へ!
介護施設で看護師をされている方が悩むことで多いのが介護職員さんとの関係性ですよね。
看護と介護は似て非なるものがあります。
同じような仕事をしていても、考え方が違うので対立してしまうこともしばしば…
今回は関係性に悩んでいる方へ、施設看護師の役割やいい関係とはなにか、溝を埋めるコツを解説していきます!
最後まで読んでいただければ、介護施設で働いている看護師の方は、介護職員さんといい関係を築けるようになります!
いい関係が築ければ仕事もやりやすくなりますし、連携不足でのミスや事故を防ぐことができます。
ぜひ最後まで一読いただけるとうれしいです。
では解説していきましょう。
介護施設とは?
まずは介護施設とはなにか説明していきます。
介護施設は特別養護老人ホームや老人保健施設など、介護を必要としている方が集団生活をする場所です。
病院は治療を優先しますが、施設では生活に重きが置かれているため介護職員の配置が多くなっています。
上記のほかにも、グループホームや有料老人ホーム、デイサービスなどがあります。
介護施設は介護のプロである介護福祉士をはじめ、ヘルパー(初任者研修修了者)なども従事していてさまざまな方が介護にあたっています。
施設看護師の役割
介護施設のため介護職員が主に働く場所になっています。
なぜそこで看護師が必要なのでしょうか。
それは体調管理が必要な高齢者が多数いるためです。
いくら生活の場と言っても介護職員は医学のプロではありません。
体調が悪くなったり、逆に予防をしていく中で看護師と協働して生活を支えていく必要があります。
看護師は生活のプロではありません。
保健師助産師看護師法の看護師の役割で
- 医師の診療の補助
- 療養上の世話
と明記されています。
あくまでも看護師は体調管理が必要な方をサポートする役目になります。
例をあげて説明すると、特別養護老人ホーム(特養)では多くの要介護3以上の方が生活しています。
要介護度が上がっていくにつれて、医学的な知識は必要となってきます。
しかし介護職員さんは医療の分野についてはあまり詳しくはないでしょう。
そこで看護師が医学的な目線で観察していきます。
利用者さんの様子をアセスメントして、必要な看護を始めます。
看護師はあくまでもサポート役で、体調管理を日々しっかり行う予防をすることが大切な仕事となります。
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介護職員との関係がいいケアにつながる一歩!
介護職員と看護職員が仲良くないと、いいケアは提供することは不可能です。
- 介護職員から見て看護師が怖くて話しかけられない
- 介護職員が無視して、勝手な判断で軟こうを塗る
など意思の疎通ができない状態になると最悪ですよね。
こうなるとしわ寄せが行くのは利用者さんです。
利用者さんに迷惑が掛からないように、きちんと報連相してケアしなければいけません。
介護も看護もいい関係が築けていれば、利用者さんの褥瘡(床ずれ)が悪化することもありませんし、不穏行動につながることもありません。
私自身の体験ですが、きちんと関係性ができている職場はケアもしっかりできています。
両社の関係性がいいケアにつながることは間違いありません。
介護職員とのいい関係とは?
ではいい関係とはどのような関係なのでしょうか。
友達のように仲良く、プライベートも一緒!
ということではありません。
友達でなくてもプライベートで会わなくても、看護師も介護職員もお互いをプロとして尊敬しあえる関係になれれば、ベストな状態だと言えます。
昔は介護職員が下、看護師が上というような関係性があった時代もありました。
しかし今の時代、こんなことを言っている人は時代遅れです。
看護も介護も、そもそも職種が違うんです。
教師と農家どちらが上ですか?
科学者とIT企業の人はどちらが上ですか?
決められませんよね?
先ほども書きましたが、介護職員さんは生活のプロです。
看護師は病める人を看るプロです。
ただ生活の場で同じ内容の業務をするから同じ空間にいるだけであって、どちらが上とか下とかは関係ありません。
実際に両方共の国家資格を保有してわかったことは、
学生時代からの勉強内容がまったく違う!
ということです。
なので考え方や視点が違うのは当たり前のことです。
看護と介護の溝を埋めるコツ!
勉強内容や考え方が違うのは理解できたとして、すでに溝ができている方!
どうしたら溝が埋まるのかコツを解説していきます。
看護師は100%を求めない
この人は便を出さないといけないから3日で下剤入れます。
薬は必ず無理にでも飲んでください。
糖尿病があるからお菓子は絶対だめです。
看護師はリスクをなるべくなくすように教育を受けてますよね。
それは確かに正論なんです。
しかし施設は病院ではありません。
冒頭でもお話ししたように、生活の場ですので「自宅」というとらえ方でOKなのです。
実際に訪問看護やホームヘルパーをしたことがある方だとイメージが付きやすいですよね。
便か3日でないのが普通で、4日目には自然に排便がある人もいます。
そんな人に3日目に下剤をかけると腹痛と便汚染で苦痛しかありません。
在宅で飲み忘れがない方はいませんか?
血圧の薬や血糖の薬など忘れてはいけないものもありますが、現状、変化がなければ昼に回したり、注意深く観察すれば無理矢理内服させる必要はありませんよね。
お菓子も一緒です。
一生懸命、我慢して退院したのに施設に帰ってもダメの連続。
気が重たくなりますよね。
たしかにどれも放っておくと命の危険になります。
しかし今すぐ心停止がおこったりレベルが下がってしまうことはありませんよね。
少し許容範囲を広く持っておくことで、介護職員へ姑のような口出しをしなくて済みます。
介護職員がわかる言葉で説明する
看護と介護では言葉が通じないこともあります。
それも教育が違うので当たり前です。
介護職員でもわかる言葉は使用してもいいですが、とっさに出る「アイテル」や「サイナス」などは使わないようにしましょう。
コミュニケーションは相手が受け止めることができるボールを投げるのが基本です。
どれだけいい説明をしても、通じないとまったくもって無意味です。
介護職員の意見を取り入れてみる
介護職員が提案してきたことで受け入れない方も中にはいらっしゃいます。
昔ながらの「介護職員は看護より下」というような意味の分からない文化が残っていることですね。
こんなメリット1つもない考え方は捨ててしまいましょう。
介護職員は生活のプロです。
看護師も生活のことなど教えてもらうことがいっぱいあるはずです。
「相手は変えらないけど、自分は変えられる」という名言があるほどです。
介護職員さんを変えるよりも自分の考え方を発信するほうが簡単です。
介護職員さんも何も考えずに提案することはないでしょう。
意見のすり合わせをしなければならないときには、
どうすれば意見を変えてくれるか
ではなく、
どうすれば介護職員さんの意見を取り入れて実行できるか
を考えましょう。
これをするだけで介護職員さんとの壁はものすごく薄くなります。
介護施設で働く看護師さんへ!介護さんとの関係はうまくいかない方へ!:まとめ
介護施設とは特別養護老人ホームや有料老人ホーム、グループホームなど介護が必要な方が生活し暮らす場所です。
介護施設での看護師の役割は介護職員のサポート役と保健室的な役割があります。
介護施設は生活の場であり、生活のプロは介護職員さんです。
看護師は専門外になりますので、介護職員さんが主に働く場所になっています。
しかし介護施設に入所されている方は高齢者ばかりですので、どうしても病気ということと切っても切れない関係にあります。
そのために看護師は配置されています。
ではいい関係とはどのような関係なのでしょうか。
友達のように仲良く、プライベートも一緒!
ということではありません。
看護師も介護職員もお互いをプロとして尊敬しあえる関係になれれば、ベストな状態だと言えます。
このいい関係はお互いのケアの質向上につながるものです。
報告や連絡ミスをなくし、統一したケアが可能になるのです。
いい関係がいいケアにつながっていることは間違いありません。
ではいい関係を作るために、どうすれば看護と介護の溝が埋まるのでしょうか。
看護師は100%を求めない
看護師が言っていることは確かに正論かもしれません。
しかし施設は病院ではありません。
冒頭でもお話ししたように、生活の場ですので「自宅」というとらえ方でOKなのです。
実際に訪問看護やホームヘルパーをしたことがある方だとイメージが付きやすいですよね。
一生懸命、我慢して退院したのに施設に帰ってもダメの連続。
気が重たくなりますよね。
たしかにどれも放っておくと命の危険になります。
しかし、少し許容範囲を広く持っておくことで、介護職員へ姑のような口出しをしなくて済みます。
介護職員がわかる言葉で説明する
看護と介護では言葉が通じないこともあります。
それも教育が違うので当たり前です。
コミュニケーションは相手が受け止めることができるボールを投げるのが基本です。
どれだけいい説明をしても、通じないとまったくもって無意味です。
介護職員の意見を取り入れてみる
介護職員は生活のプロです。
意見のすり合わせをしなければならないときには、
どうすれば意見を変えてくれるか
ではなく、
どうすれば介護職員さんの意見を取り入れて実行できるか
を考えましょう。
これをするだけで介護職員さんとの壁はものすごく薄くなります。
いかがでしたでしょうか?
看護と介護の溝はいつまで経っても、問題に上がってきます。
しかしそれはお互いの正義のためでもあります。
病院では正しいかもしれない看護の判断が、生活の場では不正解になることもあります。
お互いが正義を通そうとして衝突してしまうのです。
いい衝突であればぜひ議論しあってほしいですが、時間の無駄な議論をする必要はありません。
職場環境自体がいかに対応しているか、ですよね。
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