大丈夫!新卒で訪問看護は無謀ではない!
訪問看護に興味はあるけど、新卒は取ってくれないだろうな・・・
訪問看護って経験が必要なんでしょ?なら仕方なく病院にしようかな・・・
そう思っている就活中の看護学生さんや新卒の看護師のみなさん!
それは昔の話しで今は違いますよ。
訪問看護は簡単ではありませんが、新卒でもなることはできます!
今回はそんな訪問看護ステーションの採用実情や訪問看護ステーションに入るための準備をお教えします!
これを見れば夢だった訪問看護師に一歩近づくことができるはず!
では紹介していきましょう。
そもそも訪問看護って?
訪問看護って興味はあるけど、どんな仕事するんだろう?
なかなか現場を見る機会がないですし、ドラマで看護師を見るのはいつも病院や診療所です。
世間的にも在宅で看護をする訪問看護師の姿がマイナーですよね。
そのためイメージがわかないのではないでしょうか。
訪問看護師の仕事内容については過去の記事でも触れてますのでよければ見て下さい。
訪問看護は実際に家や施設に行って看護をします。
行うことは基本的には病院と一緒で、生活のケアから点滴、褥瘡処置、摘便など医療処置も行います。
病院と違うのは「資材が揃っていない」ということ。
点滴を引っかける点滴スタンドや洗髪用のケリーパッド、もちろん手袋や陰部洗浄するボトルもありません。
(陰部洗浄するボトルなどは購入するとなると案外高いんですよ。)
そのため、家にあるものを使います。
点滴スタンドはカーテンレールや棚など高いところであればどこでもぶら下げます。
手袋は前もって必要枚数をステーションから持って出たり、家族の方に準備してもらったりします。
陰部洗浄するボトルは食器用洗剤などのボトルを使ったり、ペットボトルのキャップに穴をあけて使います。
なかなか知恵が必要ですが、これが面白いという看護師も居ます。
訪問看護は新卒で難しいと言われる理由
一昔前までは訪問看護は新卒には無理だと言われていました。
前項でも書いたように、一人で訪問するため判断する能力や臨機応変に対応する能力が必要だからです。
そして何より、「家には医療機器が一つもない」から難しく感じられます。
心電図モニターなんてものはありません。
点滴の留置針や採血などの針などにも限りがあります。
新人の看護師には怖くて任せられるわけもありません。
きっと新人の看護師さんの方から願い下げだと思います。
時代は変わった!
でもよくよく考えてみて下さい。
病棟だろうが在宅だろうが、新人はみんな新人なんです。
病棟だと器材があったり在庫はありますが、失敗できるという甘い考えはありません。
きっと先輩がついて教えてもらいながら成長しますよね?
訪問看護も一緒なんです。
いきなり一人で訪問に行けなんてことはまずあり得ません。
先輩の訪問看護師と一緒に同行して、
- どのように接しているか
- どんなことを時間ないでしているのか
- どこが大切なことなのか
- 必要物品はどこにあって緊急時はどこに電話するのか
など事細かに教えてもらえます。
また最近では訪問看護でも電子化が進んできています。
タブレット端末でいつでもステーションと連絡が取れるようになっていますので、わからないことがあっても情報共有がすぐにできます。
看護協会や自治体でも訪問看護の研修が盛んに行われるようになってきました。
求人にも「新卒者を積極的に採用!」と書かれているところもあります。
時代は変わりました。
これまでの「育った人が来るところ」から「これから育つ人も来られるところ」に変わってます。
訪問看護は看護の基礎が詰まった現場です。
救急のようにかっこよくはないし、退院というゴールはないので達成感は滅多にないでしょう。
しかし、五感を使って観察して生活を踏まえたアセスメントをする。
生活の中で看護を展開していくことがやりがいになってくるところです!
興味があるかたは一度、覗いてみて下さい。
きっと看護の世界が楽しくなるはずです!
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訪問看護師になりたければ今からやるべき事はこれ!
では訪問看護師になりたい!と思った方が準備することを紹介していきます。
物品などはほとんどステーションから支給されますので、指示に従いましょう。
今回は知識面で何を頭にインプットしておけばいいのかを紹介していきます!
介護保険の勉強
この勉強はマストになります。
学校や病棟ではなかなか教えてくれない(というか教えられる人が少ない)分野です。
- 要介護度って聞いたことはあるけど、何を基準に決めてるの?
- 訪問看護の仕組みってどうなってるの?
など訪問看護を行う上でのルールが書いてあります。
この内容を勉強しておかないと、ルールを知らないまま試合するのと一緒で反則を取られます。
プロ野球選手がタッチアウトや犠牲フライのルールをしらない。
Jリーガーがオフサイドをしらない。
なんてことはありえませんよね?
訪問看護師であれば介護保険の内容ぐらいは知っておきましょう。
- 介護保険は全くわかんない!
- なんとなーくわかるけど、理科までは・・・
そんな方にはこの本がおすすめです!
カラフルでわかりやすく解説していましたよ。
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マナーの勉強
病院では接遇研修はしますが、マナー研修はあまりやらないですよね。
接遇とマナーは少し違います。
訪問看護は利用者の自宅に訪問して行います。
相手の城に入るようなものですから、最低限のマナーは知っておきましょう。
電話のかけ方から靴の脱ぎ方、かばんを置く位置、挨拶の仕方など社会人の最低限マナーで大丈夫です。
必ずネットで調べたりして確認しておきましょうね。
慢性期疾患の勉強
在宅療養の方は基本的には慢性期に入り、症状が安定している人です。
もちろん急性憎悪などで入院治療を拒否した人などは別ですが、自宅で病気と一緒に生活する人が基本です。
心不全や呼吸器不全、脳梗塞後遺症などからALSなどの神経難病、潰瘍性大腸炎などの難病、脊髄損傷、褥瘡処置などが多いです。
入職内定した後にどのような疾患の方が多いのかを確認して勉強しておきましょう。
看取りの勉強
最近では病棟でもホスピスやエンドオブライフケアを推奨するところが増えてきました。
在宅では基本的には救急搬送をしないという方が多いです。
そのため、看取りケアの勉強も必須になってくるでしょう。
治療をしないというのは医療職として違和感があるかもしれません。
しかし病気を治すのではなく、一緒に生活する(コントロールする)ということも考え方の一つなのです。
ここも訪問看護の醍醐味の一つでもあり、一番難しいところでもあります。
いろんな考え方があるので、本を読んでいろんな考え方に触れるのが一番です。
オススメの書籍を少し紹介しておきますので是非見てみてください。
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訪問看護は新卒では難しい?訪問看護師になりたい学生さんへ知って欲しいこと!:まとめ
訪問看護は新卒では難しいと思われていました。
しかし、今では電子化が進んでタブレットの導入などが盛んに行われています。
一昔前は技術面や知識面でも相談が難しかったのが今では容易にできます。
また研修も数多く企画されているので、自分のやる気次第ではどんどん知識の吸収ができることでしょう。
- 新卒だから訪問看護はまだ先の話し。
- 学生だから訪問看護は選択肢にない。
ではなくて、ぜひ訪問看護の世界を一回覗いてみてください。
そこでは看護の基礎が詰まった世界をみることができますよ。
余談ですが、訪問看護であれば高齢者だけでなく小児も見ることが出来ます。
幅広く関わることができるうえに、訪問時間内であればその利用者だけの看護師になることができます。
- もっと話しがしたいのにナースコールで呼ばれる。
- もう少し時間に余裕があれば優しくなれるのに。
という悩みもなくなりますね!
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病棟でこの様な悩みがある方やこれから就職する学生さんや新卒さんでゆっくり関わりたい方は一度転職サイトで相談してみてはいかがですか?
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