看護学生一番の山場!辛い実習の乗り越え方【訪問看護編】
訪問看護はイメージがつかない…
何を見ればいいのかわからない…
病院での看護は想像がつきやすいですが、在宅で看護をするのは想像しにくいですよね。
なんとなくわかるけど、実習目標を見ても何を見たらいいのかわからない方も多いと思います。
今回はこれから訪問看護の実習に行く学生さんや訪問看護に興味がある方必見です!
最後まで一読していただくと、
- 訪問看護実習でのポイントがわかる
- 訪問看護の苦手意識がなくなる
という内容になっています。
訪問看護の仕事内容についてはこちらもご覧ください!
さっそく解説していきましょう!
訪問看護の実習って何するの?
訪問看護実習では実際に、自宅で療養している利用者さん宅にお邪魔をします。
そこで看護を行う看護師さんに同行して、どのようなことをしているのかを見学します。
実際にケアをすることは少なく、ほぼ見学になるでしょう。
しかしボーっと見ておくと記録が書けなくなりますので要注意です!
ほとんどのステーションがジャージで来るように言われると思います。
看護服では動きにくいほどの段差があったり、ベッドではなく布団で寝ていたりする方もおられるので、動きやすい服装が好ましいのです。
また靴を脱いで上がるところがほとんどですので、靴下には気をつけましょう。
穴が空いていたり、汚れている、派手な柄が入っているなどは控えましょうね。
訪問看護で見ておくポイントはここ!
訪問看護の実習で見ておくべきポイントを解説していきます!
ここの内容を日々の目標に落とし込んでいけばポイントを抑えられて要るのでしっかり見ておきましょう!
病院とは違う目線で利用者をみる
在宅で療養している方は、一通り治療が終えた方、もしくはがん末期などで治療法がない方になります。
そのため
- 「治療」ではなく「生活の援助」に視点を変える
- 「問題解決」ではなく「QOL向上」に視点を変える
ということが重要になってきます。
何か問題を解決するために積極的な治療をしないといけない!
ではなく、
この人が障害と一緒に暮らしていくためにはどうしたらいいのか!
という視点が必要になってきます。
そのため病院では厳しかった食事療法もそこまで厳密ではなかったり、できる治療があるのにしなかったりということは少なくありません。
その人の生活に視点を当てて、看護師がどのように看護しているのか見学しましょう。
利用者の住宅状況に目を向ける
あなたの家と仲のいい友人の家は間取りや家具、トイレや浴室など一緒ですか?
きっと全く違うと思います。
あなたが暮らしやすいようにレイアウトしたり、気に入ったものを使っていますよね。
利用者もそうなのです。
必要なところに必要なものがあるはずです。
- なんでここに手すりがついているのか。
- なんでここだけ床の色が変わっているのか。
- 掃き出し窓にスロープがかかっているのはなんでか。
など家の中を見渡すと普段使わないものがあったり不自然な場所があるはずです。
それはその利用者さんが暮らしやすいように住宅改修をしたり、普段使う介護用品だったりします。
それをどれだけ見つけられるかも大切ですね。
不思議に思ったことがあったら同行看護師に遠慮なく聞いてみましょう。
運がよければ使うところを見せてもらったりできるかもしれません。
利用者の生活歴を大切にする
病院の看護でも生活歴はもちろん大切です。
しかし訪問看護では生活歴がものすごく大切な内容になってきます。
利用者さんがどんな生き方をしてきたのか、なんで今の価値観に繋がっているのかを考える情報になります。
ここは必ず押さえておきましょう。
生活歴を聞き出せるかどうかはコミュニケーション能力を問われます。
訪問前にサマリーを見て、どのような生活歴だったのかを知っておきましょう。
そこから話を広げていくと、さらに詳しい内容が聞けるかもしれませんよ。
その生活歴から価値観を知って寄り添うことで、その人のQOLを向上することにもつながります。
ポイントが高い質問内容はこれ!
最後に実習中に質問したいけど、何を聞いたらいいかわからない方へ!
実際に現場で働いている訪問看護師が、

「おっ、鋭い質問してくるね」
と感心する内容を紹介します!
※唐突に質問するのはやめましょうね。ネットで見てきたのがバレちゃいますから。
「夜間にオンコールが鳴らないように日中、気をつけていることはなんですか?」
これを聞いてくると一歩踏み込んでるなと思います。
訪問看護は病院と違い、常に看護師がそばにいるわけではありません。
そのため、看護師がいないときに何かあったらと心配な利用者さんもたくさんいます。
その心配を拭い去るのも訪問看護師の力量になりますね。
もしもトラブルがあったときにどうするのか、トラブルに対する不安をどのようにケアしているのか、ぜひ聞いてみてください。
「ヘルパーさんやリハビリの方とどのように連携をとって要るのですか?」
この質問も在宅ならではの質問ですね。
病院ではリハビリスタッフや介護職員と一緒に仕事をすることがほとんどです。
内線一本で繋がったり、カンファレンスで頻回に顔を合わせることでしょう。
しかし、在宅ではそのようなことはありません。
特別な場合を除いて、一緒にサービスへ入れることができなくなっています。
そのためヘルパーさんはどんな人が入っているのか、リハビリスタッフはどんな人なのか、顔も知らないことは多いです。
そのような関係性でどうやって情報共有をしているのか気になりますよね。
ぜひ聞いてみてください。
看護学生一番の山場!辛い実習の乗り越え方【訪問看護編】:まとめ
訪問看護の実習では、看護師に同行して実際に看護をしている場面を見学します。
実際に学生が援助することは少ないですが、ボーッと見ずにしっかり観察してみましょう。
病院との違いは「生活の中で看護をする」ということです。
治療優先ではなく利用者さんのQOLを向上させる視点で看護を展開していきます。
相手の生活領域に入るので靴下や身だしなみのマナーはきちんとしまよう。
訪問看護の実習で大切なのは、
- 治療ではなく、生活を支えるという病院とは違う目線で利用者をみる
- 住宅改修や介護用品など利用者の住宅状況に目を向ける
- 利用者の生活歴を大切にして、生きてきた中で培った価値観も受け入れる
ということが大切になってきます。
この3つは必ず情報収集したりして実習の振り返りに生かしましょう。
もしも質問することが見当たらない方は
- 「夜間のオンコール対策はどうしているか」
- 「他職種との連携はどのようにしているのか」
と訪問看護ならではの質問をしてみることをお勧めします。
訪問看護は実習の中でも特異的な分野なので苦手に思う人が多いのは確かです。
しかし訪問看護は看護の基礎や考え方が詰まった分野です。
そしてこれから日本は在宅での支援を重要視してきます。
必ず重要視される分野ですので、しっかり頭に入れて国試に臨みましょう!
もっとわかりやすい本を探している方にはこちらがお勧めですよ♪
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また訪問看護にチャレンジしたい方はこちらに相談してみてください♪
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